概 要武豊町歴史民俗資料館は、昭和60年に開設し郷土の歴史・文化・産業に関する資料を収蔵し、今日の町が形づくられるまでの足跡をテーマごとに展示しています。
一階の常設展示室では、伝統産業の味噌・たまり醸造業、鍛冶屋、下駄屋、紺屋、石屋を紹介しています。また、鉄道と港によって町が栄える様子を木造和船の模型や港、鉄道をとおして説明しています。
二階の常設展示室では古墳時代や中世の遺跡の出土品を展示しています。また、明治・大正・昭和の食生活コーナーや町内の山車を紹介する年中行事コーナー、開拓・養蚕コーナーなど町の生活をふりかえる展示をしています。ここでは、手織り知多木綿の実演が随時行われています。
また、常設展示で紹介できないテーマについて、年間に数回の特別展・企画展を開催しています。
当館が開設して以来、住民の方々から寄せられた収蔵資料は、およそ5万5千点におよびます。この収蔵資料の活用をはかるため、収蔵品を使った展示会のほか、古文書教室やむかし体験教室などの各種講座教室などを開催しています。そして、友の会活動などをとおして住民の方々とともに町の文化財の継承をしています。