常楽寺古文書によれば、家康がこの寺を訪れたのは、永禄三年、桶狭間の合戦直後と、天正十年、本能寺の変後、同十七年、江戸城入城の前年の三回である(半田市誌)が、一般に本能寺の変の時と考えられている。しかし、二回目は大野からの説もあるので、山林に迷い常滑の者に案内されて入寺した最初の折のことかもしれない。 「塔の下」には「だらぼう」と呼ぶ小池があり、干ばつにも枯れることがないが、権現さまの足跡だと言い伝えられている。
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