第十話　付録　（昔の遊び）

子どもに大切なのは「学ぶ・遊ぶ・働く」がバランスよく配合されていることだという。ところが今は、学ぶことだけが重視されているが、昔はこの三つが、ともに大切にされていた。
遊びには「軒遊び」「外遊び」があり、昔は商品はほとんどなく、みな自然や手作りのおもちゃを使っていた。
軒遊びには「石けり・めんこ・あやとり・おはじき・まりつき・ままごと・草ずもう・ほおづき」などがあり、外遊びでは、「こま・たこあげ・竹馬・鬼ごっこ・お山の大将・押しくらまんじゅう・いくさごっこ・かいどり」などが挙げられ、「子とろ子とろ・かごめかごめ」といった演技ものなどあり、古老に聞いておきたいものである。